2019年6月24日月曜日

三浦俊彦氏による、「東京大学関係教員有志声明」への応答について

三浦俊彦氏は、東京大学関係教員有志声明(http://statementontgarticle.strikingly.com/)を受け、2019年6月11日付で下記の応答文を発表しています。
三浦俊彦教授によるトランスジェンダーに関するオンライン記事について「東京大学関係教員有志声明」への応答」

しかし、元記事の問題点は、三浦氏が応答文で述べているような文体の問題に留まるものではありません。根本的な問題は、三浦氏がトランス女性を性的加害者男性としてとらえ矮小化・悪魔化していることにあり、その点は応答記事においても温存されています。

なお、有志メンバーである渡辺一暁氏が、今回の問題に関連し、gender identity概念に関する哲学論文の文献紹介、およびそれを踏まえた自身の意見表明のブログ記事を2019年6月19日付で発表しています。
「Jenkins 2018, "性同一性の説明に向けて"」https://kugyo.hateblo.jp/entry/20190619/1560894347
上記記事は渡辺氏の個人ブログ記事であり、有志とは独立のものですが、今回の問題に関して重要な論点・視座を提供する論考としてリンクを掲載いたしました。